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毎度恒例。
松本クラフトフェアに行ったので、丁度美術館でやっていた、型絵染 三代澤本寿 生誕101年展を観た。 松本美術館は、草間弥生のインスタレーションが常設してあるので、それも観てきたのだが、相も変わらずつぶつぶ~。 美術館脇のコカコーラの自動販売機もつぶつぶ。 本人のサインまで付いている。 さらに、自動販売機の中につぶつぶ模様のカンまであったのですが、さすがにそれは非売品W 本題の、展示内容なのですが、基本は「民藝」という本に携わり、柳宗悦らとも親交のあった本寿さん。 染の世界にだけにとどまらず、やはり生活というもののなかで生まれる「美」というものへのこだわりが感じ撮れてとても素敵な展示でした。 展示の壁に、ご本人がインタビューやコラムで書いた一文があるのですが、それがまたいかしていたので図録にあるのかと思ったのですが、載っていなかったので展示に戻って書き写してきました! 1)ぼくはね、民藝の基本は道徳だと思うんだ。人をうらぎったり、まやかしものを作ることはいけないことなんだ。まずそこに携わるものが正しい人間でなければね。 2)一番の礼儀は何だと思うかね- 本音ではなすことだよ。 3)トマト煮はなべごと出すのだが、このなべのなんとよいかたちであることか。とっての形、フチのそり具合…鍋でさえ家具や調度と調和がとれていて味を一段と引き立てる。 卓上に酢とオリーブを入れたびんがあり、そのデザインも実によい。別にデザイナーの作ったものではない。 4)染色の仕事をしていて、どういうものを作れば売れるかーぼくはわかる。 たとえ大衆に理解されずとも、その一歩先を表現するものこそ創作。 などなど。 展示の流れで絶妙なところにこの文章が入れてある。 だから妙に説得力があった。 今並べてみると取ってつけたようですが、生活を大切にする人は 衣食住にとてもこだわって生きているのだと思わされます。 図録の娘さんの言葉で「値段の大小に関係なく日々の暮らしに取り入れ、この“日常に普通に使う”ことは私たち家族の教えでもありました」や、ファッション、旨いものへのこだわりは、すべて「使う」ということを通じて表現される「生き方」なのだと思いました。 私も旨いもの好き、高い安い関係なく好きなものは同等の扱い、ファッションはむむむ?一応こだわっているかなぁ? 心と目を育てる「民藝」 またブームが来るのではないかとこっそり睨んでおります。 でもって、松本市内でやっている展示等を見て歩こうとうろうろしていたのですが、その最中。 交通整理をされているかたが…?!?!?!? も、もみあげが印象的でした。 その後、車で迷い込み、お世話になったのでした。ちゃんちゃん。
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